天国

ショートショート

狭き門

「あなたは一度、困っている人に手を貸しませんでしたね」そう言われ、俺は左の門に案内された。左の門は長蛇の列ができ、右の門は、まだ一人も通過していない。経費削減のため、天国の門の審査はかなり厳しくなったようだった。そんな中、「おめでとうござい...
ショートショート

忘れ物

僕は今、門の前にいる。「さあ、どうぞ」と門番に声をかけられたが、何かひっかかる。「忘れ物をした気がするんです。取ってきてもいいですか?」「…、そうですか、仕方ないですね。では、夕刻、門が閉まる前に戻ってくださいね」そして、今日の朝に戻ってい...