昔話

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桃を拾ったおばあさん

おじいさんは山へしばかりに。おばあさんは川に洗濯に。山も川も歩いて半日ほどかかり、家に帰ったころにはお腹がペコペコだった。ある日、おばあさんが、川で拾ったという大きな桃を持ち帰ってきた。なんと大きな桃だろう。今晩は久しぶりにお腹いっぱい食べ...
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竜宮城への案内

カメは、子供たちに頼んでいた。「私を殴るふりをしてくれないか?そこにひっかかる人がいたら、君たちにも分け前を与えよう」まんまとひっかかった浦島太郎。カメは後ろから子供たちに謝礼を渡し、浦島太郎を竜宮城へ連れて行った。何故かって?それは、ご主...
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鶴の恩返し

「私が機を織っている時は、決して戸を開けないでください」女はそういって、機織りの部屋に入っていった。男は、女が鶴であることに、とうに気づいていた。鶴の所作が、食事の仕方や生活のいたるところに現れていたからだ。そして、機織りの部屋に入ると、機...
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金太郎の後悔

金太郎は悔やんでいた。昨今、熊が人里に降りてきて、人間の生活を脅かしている。金太郎のもとには、「どうやったら熊に勝てるか教えてほしい」という相談が止まらない。金太郎は、そのたびに言う。「話を盛ってしまい、申し訳ありませんでした。熊と相撲なん...
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きびだんご

桃太郎は、おばあさんが作ってくれたきびだんごを腰につけて、鬼退治に出発した。「桃太郎さん、お腰につけたきびだんご、一つ私にくださいな」そう声をかけてきた犬、猿、雉に、「これから鬼を成敗に行く。家来としてついてくるなら後であげよう」と答えた。...
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それからの浦島太郎

竜宮城で楽しい時間を過ごし、玉手箱を土産に帰ってきた浦島太郎。律儀な浦島太郎は、「数日留守にしたし、隣人に挨拶の手土産を届けなきゃ」と思い、留守を守ってくれたお礼に、竜宮城からもらった玉手箱を持参した。浦島太郎は、その後も若さを謳歌して暮ら...