桃太郎は、おばあさんが作ってくれたきびだんごを腰につけて、鬼退治に出発した。
「桃太郎さん、お腰につけたきびだんご、一つ私にくださいな」
そう声をかけてきた犬、猿、雉に、
「これから鬼を成敗に行く。家来としてついてくるなら後であげよう」
と答えた。
犬、猿、雉は家来となり、桃太郎に着いていった。
鬼が島について、鬼との決戦前夜、
「明日の鬼退治に備えて、きびだんごを食べて力をつけたい」
と桃太郎に頼む犬と猿と雉。
桃太郎は、
「いやぁ、鬼退治の後の祝勝会で食べればいいんじゃないか?」
となかなかきびだんごをあげようとしない。
犬は、恐る恐る聞いた。
「…桃太郎さん、もしかして、1人で全部食べた?」
桃太郎は顔を赤らめながら、
「一つ食べ始めたら一個でやめれなくて…。僕、きびだんご大好物だから…」
と申し訳なさそうに話す。
嘘をつかれた犬、猿、雉は怒って一斉に桃太郎に襲い掛かり、桃太郎は成敗された。
鬼退治は中止となった。



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