「マッチはいりませんか?」
今日は大晦日。
皆足早に通り過ぎてしまい、今日はまだ1個も売れていない。
マッチを売り切らずに帰ると、家では厳格な父に殴られる。
空腹と寒さで震えていた少女は、通りではなく、一件ずつ家を回ることにした。
扉を叩き、家主が玄関を開ける。
「マッチはいりませんか?」
「いらないよ、帰っておくれ」
そう言われるとマッチをこすり、
「この火を床に落とされたくなかったら、マッチを買ってくださいな」
と微笑む。
マッチは一箱残らず売れ、少女は家路へと帰っていった。
ショートショート「マッチはいりませんか?」
今日は大晦日。
皆足早に通り過ぎてしまい、今日はまだ1個も売れていない。
マッチを売り切らずに帰ると、家では厳格な父に殴られる。
空腹と寒さで震えていた少女は、通りではなく、一件ずつ家を回ることにした。
扉を叩き、家主が玄関を開ける。
「マッチはいりませんか?」
「いらないよ、帰っておくれ」
そう言われるとマッチをこすり、
「この火を床に落とされたくなかったら、マッチを買ってくださいな」
と微笑む。
マッチは一箱残らず売れ、少女は家路へと帰っていった。
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