桃太郎

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桃を拾ったおばあさん

おじいさんは山へしばかりに。おばあさんは川に洗濯に。山も川も歩いて半日ほどかかり、家に帰ったころにはお腹がペコペコだった。ある日、おばあさんが、川で拾ったという大きな桃を持ち帰ってきた。なんと大きな桃だろう。今晩は久しぶりにお腹いっぱい食べ...
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きびだんご

桃太郎は、おばあさんが作ってくれたきびだんごを腰につけて、鬼退治に出発した。「桃太郎さん、お腰につけたきびだんご、一つ私にくださいな」そう声をかけてきた犬、猿、雉に、「これから鬼を成敗に行く。家来としてついてくるなら後であげよう」と答えた。...
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それからの青鬼

赤鬼のもとを去った青鬼は、一目を避けて人里離れた山の奥で一人で暮らし始めた。孤独ではあったが、誰にも差別されずに石を投げられない生活は、青鬼にとっては安らげる時間だった。山に住み始めてから青鬼は、この場所が口減らしのために人が捨てられる山で...