毒リンゴの正体

ショートショート

白雪姫は、継母が持ってきた毒リンゴを一口かじり、息絶えてしまう。

継母は、まさかの展開に驚きを隠せなかった。

継母は、王妃であったため、料理とは無縁であった。
しかし、白雪姫との関係の雪解けを願って、料理にチャレンジしたのであった。
それは、りんごの砂糖煮。

料理に覚えがない継母は、砂糖ではなく塩で煮込んでしまい、白雪姫は塩分過多でショック状態を起こしてしまったのだ。

実際、王子のキスで目が覚めるくらい、軽い症状だったのだが、
「継母に毒を盛られた」
と公言されてしまい、継母は、国から追放されてしまった。

「喜んでもらおうと思っただけなのに」

人々に「魔女」と呼ばれた継母の目には、涙が浮かんでいた。

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