体と心を整える日常の浄化方法

セルフケア

はじめに

毎日3食の食事をし、仕事や学校、子育ての日々を、傷つく日もありながら繰り返していく。
気が付くと疲れが溜まったり、体調を崩している人もいるかもしれません。

ストレスフルな毎日でも、体と心の浄化の習慣を少しずつ日常に取り入れていくことで、体は疲れにくくなり、心の悩みも少しずつ解き放たれていきます。

ここでは、私が実際に行っている日常の浄化方法を、「体」と「心」に分けてご紹介します。

体を整える

食べるもので浄化する

人は食べるもので体が作られます。食べ物は世の中に溢れていますが、何を食べるか―体の浄化を意識して食べることで、体調が整い、心も安定していきます。

目覚めの1杯は白湯で

朝は、体の中の老廃物を出す時間です。体の浄化には、老廃物を溜めないことはとても大切です。目覚めてすぐに白湯をコップ1杯飲むことで、眠っていた胃や腸がその刺激で活動し始め、前日までに溜まった体の中の老廃物を外に出すことを助けます。

エネルギーのあるものを食べる

食べ物には、食べ物そのものにエネルギーがあるものと、エネルギーがないものがあります。

エネルギーのあるものとは、命のあったものです。
動物、魚だけでなく野菜や果物もそうです。
そして、命のあったものを、栄養素を壊さないような工夫で食べると、最大限のその食材の持つ効能が期待できます。

野菜は、旬のもの、太陽の光をたっぷり浴びて育ったものを食べることを心がけるとさらに良いでしょう。旬のものは、その季節に必要な体への作用を持っています。(春野菜の苦みは、体の毒出し、夏野菜は体の熱を冷ます作用、秋野菜は免疫力アップ、冬野菜は体をぽかぽか温めてくれます)
逆に、エネルギーのないものとは、命のないものです。
例えば小麦粉は、もともとは小麦という植物ですが、工場で粉に加工されて添加物も混ぜられ、命のエネルギーはなくなっています。ポテトチップスも同じです。

肉や魚を食べると、「生き物の命を頂いてるんだな」と罪悪感を感じることがあるかもせれません。
でもそれは、私たちがここまで生かされるために必要だった命でもあります。命は次の命に循環していくのです。
命に感謝していただきましょう。

命のあったものは、体にエネルギーを満たし、体内に溜まった悪いものを外に出して体を浄化してくれますが、命のないものを食べ続けると、カロリーは摂れてもエネルギーは枯渇し、体にとって悪いものがどんどん溜まっていく事となります。

朝と夜に体をほぐす

体と心はつながっており、心が緊張している時は肩のあたりが凝り固まっていて、首をぐるぐる回したり、肩の根元をほぐすだけでリラックスできることがあります。

朝、起きたら窓を開けて大きく伸びをする。
ラジオ体操などの軽い柔軟体操を日常の習慣に取り入れる。
夜は、座りながら足首を回してほぐしたり、前屈運動で1日の緊張を解きほぐす。

また、私たちの体には、「リンパ液」というものが体全体に巡っており、循環しています。
リンパ「身体の下水道」に例えられ、老廃物や余分な水分の回収と排出をしてくれます。
リンパを流すセルフケアが、リンパマッサージです。ここでは軽くリンパマッサージを行う際のポイントをご紹介します。

力加減は、やさしくなでる程度に
方向は、末端(手足の先)から中心(心臓方向)へ向けて
オイルやクリームを使って
体が温まっている時に

リンパを適切に流すことが体の浄化と代謝の促進につながります。

「心」を整える

体の疲れを取ることが出来ても、心の疲れはそのまま残っている―そんな日もあるのではないでしょうか?

心の中の悩みというのは、人それぞれ形は様々ですが、なくなることはないでしょう。
ただ、その悩みとの向き合い方は変えていく事は出来ます

自分の心の悩みや雑念を消す時間を作る事が出来るようになれば、悩み事も「今は考えても無駄な時間。考えるのをやめよう」と境界線を持ってつきあえるようになります。

1/fのゆらぎを取り入れる

1/fのゆらぎとは、自然界に見られる、心地よいと感じる「適度な不規則性」を持つリズムやパターンのことを言います。
このゆらぎは視覚、聴覚、振動、人の声と様々な場面で存在しています。

たとえば

小鳥のさえずり
波の音、小川のせせらぎ
焚火やろうそくの炎の揺らめき
電車の揺れる音

音楽や人の歌声の中にも、この揺らぎを持つ曲(モーツァルト)や、歌声の人(美空ひばり、宇多田ヒカル)もいると言います。

人が緊張したとき、胸に手を当てて心臓の動悸を確認して心を落ち着けるというのも、この揺らぎのリズムの安心感なのかも知れません。

心の水面を鎮めたい時、鳥の声や小川のせせらぎの自然音の入った音楽を聴いたり、電気を消してろうそくの光を見つめてみてください。

心のノイズが取り払われていくのを実感できるでしょう。

デジタルデトックスをする

今はテレビだけではなく、インターネット、SNSでも情報が溢れています。
食事中も入浴中も、トイレの中にも携帯電話を持ち込んでしまうほど、携帯依存になっている人もいるかもしれません。

昔、テレビが普及したことを「1億総白痴化」と評した社会評論家がいましたが、テレビやインターネットの情報に常にさらされていると、真偽のあやふやな情報を鵜吞みにしたり、自分の頭で考える力や、自分の意見を持つ感覚が薄れていきます。

こんな時代だからこそ、あえてすべてのデジタルな情報を一旦遮断し、デジタルデトックスを行うことをお勧めします。

テレビと携帯電話の電源を切ることで、その静寂な時間が、自分の心の声に気づかせてくれます
無為に過ごしていた時間がたくさんあった事にも気づくでしょう。

デジタルデトックスで内なる声に耳を傾ける時間が、心の静寂を取り戻す時間となるのです。

まとめ

浄化に大切なのは、いちど立ち止まることです。

今の食事、何を食べようか?
通勤の道、鳥の声や水の音は聞こえてただろうか?
このテレビ、本当に見たくて見ているだろうか?

立ち止まり、心の声に耳を傾ける―そんな日常の積み重ねが、あなたの心をそっと軽くしてくれるはずです。

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