心が浄化されるピアノ曲5選

おすすめ曲

はじめに

ピアノの音色は、曲によって煌びやかな硬質な音質に感じられるものと、素朴で包み込むような柔らかい音質に感じられるものがあります。

心を浄化したい時は、優しく寄り添うような柔らかい音色のピアノ曲がぴったりです。
この記事では、癒しや浄化の効果を感じられるピアノ曲を5曲、ご紹介します。

モーツァルト:ピアノソナタ第16番 ハ長調 K.545

朝、窓を開けて朝日を深呼吸したときのような、清々しい爽やかさがある曲です。
モーツァルト自身が「初心者のための小さなソナタ」と記しており、ピアノ初心者も挑戦しやすい曲です。
シンプルで整った構成と、全体を明るく彩る軽やかな曲調が、心を調律するような安心感を与えてくれます。

マスネ:タイスの瞑想曲

オペラ「タイス」の第1場と第2場の間で演奏される器楽の間奏曲でしたが、今はこの間奏曲ばかり好んで演奏されています。
原曲はヴァイオリンで演奏されるように作られましたが、いろいろな楽器で演奏できるように編曲されています。
ピアノで奏でると、甘美な優しい響きが広がり、まるで夢の中に招かれるような感覚に包まれます。

ドビュッシー:『ベルガマスク組曲』第3曲「月の光」

月の光という視覚的な情景を、音で描いたこの曲。彼の表現する世界を受け取ろうとするとき、私たちの五感もさらに研ぎ澄まされます。

彼の奏でる音の雲が、月の儚い光に陰影を添えて、そっと耳に届けてくれます。
静かな月明りを浴びながら、心が静まっていくような癒しの効果があります。

ギロック:抒情小曲集

全24曲から成るこの小曲集は、ツェルニーやブルグミュラーのように、子どものための練習曲として書かれた作品です。

易しい構成でありながら「教育音楽界のシューベルト」という愛称で呼ばれるほど、子供向けの練習曲を、どの曲も宝石のような美しくロマンティックなものに仕上げています。

24曲それぞれに異なる表情があり、音に耳を傾けると、心の奥に穏やかな光景が浮かんできます。

坂本龍一:鉄道員(ぽっぽや)

日本人でありながら、世界的に活躍をした坂本龍一。
数ある彼の作品の中でも、自分の心を静かに見つめたい時に寄り添ってくれるのが、映画『鉄道員(ぽっぽや)』のテーマ曲であったこの曲です。

日本の郷愁を感じさせるメロディーラインと、しんしんと降り積もる雪を感じさせる音の流れ。
音楽に包まれながらも静寂の中にいるような感覚になります。

まとめ

ピアノの柔らかい響きがあなたの心の奥を、ろうそくの灯りのように照らしてくれるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました