優しくても舐められない人になる方法

思考、メンタルヘルス、生き方

はじめに

「優しい」人の存在は、場の空気をやわらげ、周囲の人を支える大切なものです。
でも、その優しさが悪い意味で搾取されたり、攻撃対象にされてしまうことがあることもあります。

優しさゆえに責任を押し付けられる。
八つ当たりの対象にされる。

そう感じる人はいませんか?

この記事では、「優しさ」を持ったまま「舐められない」人になる方法をお伝えします。

自己肯定感を上げる

自己肯定感とは「自分はありのままでも価値がある」「私は私自身のことが好き」という、そのままの自分を肯定する気持ちのことを言います。
優しくても「どうせ自分なんて」「人にそういう態度をとられる自分に問題があるのかな?」と、自分は何か付加価値をつけないと価値がないと感じてしまう「自己肯定感が低い」人は、人によって態度を変えて、舐めていい人を肌感覚で決める人にターゲットにされやすいです。

自己肯定感を上げるには、日頃から自分を愛し、自分を褒め、自分が自分自身の1番の味方になることが大切です。
それに特別な理由はいりません。今の、日々を一生懸命生きている等身大のあなたをそのまま愛するのです。周りから否定されても、その否定に揺らがないくらいに…。

「人を大切にする心」は大切です。でもそれと同じくらい「自分を大切にする心」も大切です。
人に寄って態度を変えるような人は、優しくて何かあった時に自分を責めたり、言い返さずに受け止めて耐える人を嗅ぎ分けてターゲットにします。

「私は粗末に扱われていい人間ではない」
「これは私が受け止める問題ではない」
と、揺らがない自己肯定感があれば、人からも粗末に扱われないようになります。

自己肯定感を上げる方法は、一朝一夕には変わりません。
でも、毎日一日をやり終えたことだけでも「今日も1日頑張った」と自分を労わってください。
そして、毎日が楽しくなる小さな工夫を取り入れて(コンビニスイーツ、趣味を見つけるなど)、自分のささやかな世界を愛おしく彩っていきましょう。
誰かに「あなたはそのままでも素敵」と言ってもらえたら最高ですが、評価軸を他人に置いていると、周囲の環境によって自己肯定感が揺らぎます。あなた自身が「私はこのままでも素敵」と信じて愛してあげてください。そして、自分の一番の親友になってください。
他人の評価で揺らがないような、「私はこのままで大丈夫」と思えるように、自分を愛する工夫をしていってください。
これだけで、周囲の態度は驚くほど変わります。

境界線を作る

「優しく」て「舐められやすい」人は、自己犠牲の精神が強く、相手の問題も引き受けたり、抱え込んでしまう人も多くいます。
・職場で、困っている人がいたら周りの人の分までサポートして手伝う
・悩み事を相談されたら朝まで付き合って自分の生活に支障が出る

そんな人はいませんか?

人は、優しくて何でも受け入れてくれる状態が続くと、それを「ありがたい」ではなく「当たり前」と感じるようになる人もいます。
あなたの優しさに「何を言っても、どんな態度をとっても許してくれる人」と、イライラするたびにあなたを言動で振り回したり、八つ当たりしてくる人もいるかもしれません。

仕事のフォローをすること。
悩み事の相談に向き合うこと。
相手の感情に寄り添ってあげること。

どれも優しさから生まれる行為ですが、際限なくあなたの優しさを搾取しようとしている人には、毅然とした態度で「境界線を作る」ことが大切です。

仕事は、相手が最大級の頑張りをした上であなたが善意で助けるのは、その人のためにもなる善行です。ただ、「あの人は文句言わないから押し付けて帰ろう」という、善意の搾取を引き受けるのは、あなた自身はもちろん、相手のためにもなりません。
「舐められて押し付けられているな」と感じた時は、「対応できません」と線引きをしたり、毅然とした態度を貫くことで「利用できない人」「優しいけど舐めてはいけない人」と認識されるようになります。

相手の心の問題も、解決するのは相手の課題。あなたがどんなに時間をかけて心を砕いて向き合っても、その行動の結果を受け取るのは相手の問題です。
「でも」「だって」と同じところに留まっている人と、悩みを永遠に共有する必要はありません。
「自分にできること」と「本人の解決すべき課題」を判断して、適切な距離で境界線をひくことも大切です。

「テイカー」とは距離を置く

信頼とは「ギブ&テイク」で築かれます。
困っていた時に助けられた恩は、時間をかけてでも、形を変えてでも返そうとする。
受けた行為を「恩」として心に刻み、恩人として交流を続けてくれることで、あなた自身も、その時に与えた「優しさ」は正しいものだったんだと実感でき、これからも指標としてその行動を続けていこうと思えます。

「ギバー」と「テイカー」という言葉があります。
「ギバー」とは、どれだけ与えても評価されず、永遠に支配され、搾取を求められる人。
「テイカー」とは、与えられることに感謝せずに、「ギバー」からの搾取と攻撃を永遠に続ける人のことです。
あなたの周りに、あなたの善意を「やって当たり前」と受け止め、その善意の行為のやりかたに不満をぶつけ、まるで奴隷のように搾取し続けようとする人はいませんか?

その人は、あなたの自己肯定感を奪い、境界線を破壊します。
そして、あなたの優しさに感謝する日は今後も来ないでしょう。

「関係を改善しよう」、「修復しよう」と心を削るより、そういう「テイカー」とは距離を置くことをお勧めします。
その人をあなたの心から退場させることで、あなたの優しさは価値のあるものに変わり、自分への信頼を取り戻すことが出来ます。

まとめ

この3つを実践できるようになれば、あなたの優しさは感謝と信頼となって返ってきます。
そして、あなた自身にも周囲にも「優しさ」が正しい形で発揮されるようになります。

「優しい心」は本来、信頼を生み、周囲に希望を与えることが出来る「宝物」のような資質です。その「宝物」を、自己肯定感や境界線で守り、より価値のあるものに育てていけますように。

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