Y子ちゃんが好きだ。
彼女が前を通り過ぎた時に、シャンプーの香りがした。
なんていい香りなんだ、ずっと嗅いでいられたらいいのに。
僕は、Y子ちゃんの枕になりたい
そう星に祈った。
目が覚めると、僕はY子ちゃんの枕になっていた。
彼女のシャンプーの香りに包まれて、幸せを噛みしめていた。
そんな時、パジャマが声をかけてきた。
「俺なんて、Y子ちゃんの体を包んでいるんだぜ」
と、声をかけてきた。
歯ブラシも
「俺なんて、口の中に入れてもらってるんだぞ」
と、マウントを取ってくる。
皆、星に願い、人であることを捨て、Y子ちゃんの愛用品として生きていくように決めたようだ。
僕は今日もまた、この幸せを噛みしめている。
枕になって悔いなし、だ。


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