はじめに
朝の光が1日の始まりを明るく照らすように、ポジティブな行動を取り入れる事で人生を明るく光りあるものに変える事が出来ます。
日常でポジティブなエネルギーを取り入れ、人生を好転させるきっかけとなる行動を5つ、ご紹介します。
1.太陽の力を取り入れる
太陽の光は、心身の健康に大きな影響を与えます。
朝起きたら、必ずカーテンを開け、日の光を取り込みましょう。
こうすることで、体内時計が整い、自然と1日のリズムが良くなります。
身体面は、日光を浴びることで骨が丈夫になります。最近は日焼を避ける傾向もありますが、骨を健康に保つための日光浴は、夏に15分~30分、冬に30分~1時間程度が目安と言われています。
軽いウォーキングをしながら浴びるのもおすすめです。
メンタル面にも影響が大きいです。日照時間が短くなることで「冬季うつ病」になる人もいるように、日に当たらない生活を続けていると、精神面も落ち込んだりとネガティブな方向に引っ張られがちです。
太陽光を取り入れることで気分が明るくなり、心が安定しやすくなります。
日光を浴びることで脳内の「セロトニン」という神経伝達物質の分泌が促進されます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、精神の安定やストレスの軽減に効果があります。
太陽の恵みを生活に取り入れる方法は様々です。
・部屋に日の光を取り込む
・太陽を浴びながら散歩する
・太陽を浴びて育った野菜を食べる
こうした工夫が、人生を好転させるための第1歩となるでしょう。

2.「いつかやろう」は今日やったほうがいい
「学生時代の友達に再会したい」
「憧れの楽器を習ってみたい」
「テレビで見たあのお店に行ってみたい」
いつかやりたいと心に引っかかっていながら行動に移せていないことはありませんか?
「いつかやろう」は夢ではなく叶えるもの、と心にセットしましょう。
あなたが行動に起こさない限り、「いつか」はいつまでもやってきません。先延ばしにしている間に、会いたい人に会えなくなってしまうかもしれません。
あなたが心のどこかに引っかかっていた「いつかやりたいな」と思っていた事、今すぐ叶えられることなら今日すぐに動きましょう。
夢を叶えた達成感と、自分との約束を守る事で、自分への信頼を持つことが出来ます。
コツコツ積み上げないと実現できないくらいの大きな事なら、1日ごとに夢に近づける過程を分解して、「今日はこれをやろう」とスモールステップで夢に1歩ずつ近づいていきましょう。
「いつか」と何もしなければ前進はありませんが、「いつか」のために行動し続ければ、1年で365歩、夢に近づけます。

3.自分の頭だけで物事を考えない
在宅で仕事が出来る環境が増え、人と関わらないで生きていく事も可能な時代に近づいているように思います。
その生活は楽なように見えますが、実は大切な学びを失いやすいのかもしれません。
私たちは、どれだけ努力しても自分を360°客観的に見ることはできません。自分の180°から後ろの範囲は自分の目では確認できないからです。
考え方も同じです。自分の頭だけで考えると、どうしても偏った判断に陥ってしまいます。
あなたの正義が、必ずしも正しいわけじゃない。
あなたの優しさが、必ずしもすべての人に優しさとして伝わるわけではない。
人との関わりの中でしか学べないことが確かにあります。だからこそ、自分の価値観を大切にしながらも、他の人の視点に耳を傾ける事が必要です。
それは360°の視野を取り戻し、自分をより豊かにしてくれる行動でもあります。
人との関わりは、ただ続けること自体が目的ではありません。
大切なのは、自分の魂を磨いてくれるような出会いを求める事です。一緒にいて視野が広がったり、自分の優しさや強さを引き出してくれる人との関わりは、あなたの人生を確実に豊かにしてくれます。
反対に、ただ消耗するだけの関係なら、無理に続ける必要はありません。
私たちは全員、唯一無二のパーソナリティーを持って生まれてきます。それは原石のようなものです。
磨かれて宝石になるかどうかは、自分の努力と、人との出会いにかかっています。
あなたが人との関わりを求めれば、その中で魂は磨かれ、より光を放つようになるでしょう。
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4.小さな「得意」「好き」を宝物にする
あなたは、子どもの頃に「上手だね」と褒められたこと、思い出せますか?
心がワクワクするもの、つい夢中になってしまうものはありませんでしたか?
この小さな「得意」や「好き」は、大人になっても人生を支えてくれる宝物になります。
私の場合、この「音♪note」で取り上げている事の2つがこれです。
1つは「文章を書く事」。
もともと作文や小論文などで文章を書くのは好きで、音楽大学で過ごした頃に、書いた短い文章や小さな言葉が「何か心に残るんだよね。将来は文章を書く仕事になったら?」と友人に言われました。この体験が、将来文章を書いて人に届けたいと思ったきっかけとなりました。
もう1つは「音楽を愛する心」。
大学ではピアノを専攻し、今は演奏からは離れた生活を送っています。でも、1音1音に真剣に向き合った時間、学べば学ぶほどに深まってくる作曲家やクラシック音楽の世界への畏敬の念は、今となっても失うことはありません。音楽とは離れた生活を送っている今でも、自分の培ってきた良い音楽と共鳴できる感性は、自分の強みであり、宝物だと思っています。
あなたの「好き」や小さな「得意」体験を大人になった今、忘れていませんか?
忘れていたら、もう1度掘り返してみてください。それは必ず、あなたを励まし、輝かせてくれる力になります。
誰かに届くような大きな宝物に育っているかも知れません。

5.見返りを求めない「与える」人生を
私たちは誰しも「与えられる経験」をしたことがあるでしょう。思い返してみると、それは必ずしも「お互い様」という形ではなかったのではないでしょうか?
本当の善意は、見返りのない世界で行われています。
行動を起こす時は目の前の人に返してもらおうと思わず、「与える」事だけを自分の課題にしましょう。
日本は神戸・阪神淡路や、熊本、東日本大震災など、大きな災害を何度も経験してきました。
その悲しい体験の中でも光となったのが、多くの人が、「被災者のために」ボランティア活動や義援金で助けようと心を寄せた事。
被災者の方はその時は「返す」行動は出来ませんでしたが、次の大災害の時、「あの恩を返したい」と行動を起こしました。
感謝の行動を「受けた」人にではなく、次の人に「与える」。善意の「循環」が広がっていったのです。
この循環は災害時だけではなく、すべての事象に起きています。
見返りを求めるのではなく、ただ目の前の人のために行動する。その善意がまた次の人へつながる循環のスタートになります。
そして、あなたが「与えた」行動は、その時でなくても未来のあなたに何らかの形で帰ってくることになるでしょう。

まとめ
小さな一歩でも、毎日少しずつ意識して行動に移せば、人生は必ず好転していきます。
あなたのポジティブな行動の一歩が未来を変える力になるのです。
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