小説

ショートショート

さっちゃん

私が小学生の頃、「さっちゃん」という、嘘しか言わない女の子がいた。「あの芸能人、私のいとこなんだよ」「学年のアイドルの男の子に告白された」「テストで満点を取った」あまりにわかりやすい嘘をつくので、同級生は次第に距離を置くようになった。外見が...
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デスゲーム

人を信じれない男は、いずれ密室でのデスゲームを開催し、人が蹴落とし合う姿を見て楽しめる日を夢に描いて生きていた。男は人里離れた廃屋を買い取り、年月をかけ、ようやく念願のデスゲームを決行できる舞台は整った。参加者は4人。どんな人が来ようと、人...
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つぶやき規制法

SNSでデマを拡散する、無責任な発言が横行するこの現状を危惧して、政府が新しい法案を制定した。その名も「つぶやき規制法」。つぶやきを1日3回までとすること。デマを拡散しないように真実のみつぶやくこと。または、デマとならないようにつぶやいたこ...
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男と魔法のランプ

男は、古物商から魔法のランプを買った。「ランプをこすると魔人が出てきます。魔人は、願い事を三つまで叶えてくれます」(これが噂に聞いた魔法のランプか。これで人生楽勝だな)男は家に帰ると、早速ランプをこすり、魔人を呼び出した。「ご主人様。願い事...
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未来旅行

博士は、人並外れた頭脳をタイムマシンの製作に注ぎ込み、ついに未来に行けるタイムマシンを発明した。未来旅行の第一号だ。博士はダイヤルを50年後に合わせ、未来へと出発した。50年後の街並みは、どこかおかしい。近未来都市になっているかと思っていた...